タイにはいくつか携帯電話会社が存在しますが、最も大手なのは「AIS」、「DTAC」「TrueMove」の3社です。
タイの携帯電話会社は、インターネットのプロバイダのように電話会社と契約して回線を使用し、売上金の一部を電話会社に納めています。
そのため、タイでは携帯電話の端末の料金が非常に高く、最新機種の価格は大卒の平均月給の3倍程度にもなります(日本円で約2万円程度)。
タイ最大の携帯電話会社は、タクシン元首相によって立ち上げられた「AIS」で、マーケットの半分以上を占めており、通話地域も最も広くなっています。
12月からバンコク内の一部で、高速インターネットやビデオ電話が利用できる3世代携帯電話サービス(3G)の試験的運用を開始しました。
また、「Truemove」社も、2009年1月からi-phoneによる3Gを導入する予定です。
「Truemove」社はタイで最も普及しているコンビニエンスストア「セブンイレブン」で、ほとんど無料に近い価格でSIMカードを配布したり、現在話題の「Blackberry Bold」の端末をAISよりはるかに安い値段で販売するなどの戦略を凝らしており、最近勢いが出てきています。
プリペイド式携帯電話は、料金のチャージに応じて使用期限が限られていますが、「Truemove」社は、10バーツのチャージで1年間有効になるパッケージも販売しています。
来年からタイでも携帯番号持ち運び制度が導入されるので、それを見越して、Truemove可能者を増やすためのようです。